大石タイトル奪取!メイン観戦記アップ。


第一試合
松下 直揮 vs 冨樫 健一郎
(ALIVE) (パレストラHIROSHIMA)
判定 ドロー(0-1)
観戦記
 しばしお待ちを・・・。



第二試合
倉持 昌和 vs 飛田 拓人 ×
(無所属) (インプレス)
判定 2-0
観戦記
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第三試合
久保山 誉 vs 端 智弘 ×
(K'z FACTORY)  (PUREBRED大宮)
判定 3-0
観戦記
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第四試合
藤原 正人 vs 竹内 コウジ ×
(パレストラTOKYO) (シューティングジム横浜)
判定 3-0
観戦記
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第五試合
× 井上 和浩 vs 阿部 裕幸
(スポート・フィジカル)  (RJWセントラル)
1R 4'00 TKO
(井上選手まぶたカットのため)
観戦記
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第六試合
× 廣野 剛康 vs 今泉 健太郎
(和術慧舟會)  (SKアブソリュート)
判定 0-3
観戦記
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第七試合
竹内 出 vs マルタイン・デ・ヨング
(K'z FACTORY)  (NTL修斗マルタイン道場)
判定 ドロー(1-0)
観戦記
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第八試合
フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
× マモル vs 大石 真丈
(シューティングジム横浜)  (K'z FACTORY)
1R 1'44 腕ひしぎ十字固め
観戦記
 初代フェザー級チャンピオン「マモル」。その余りの出世の早さに、外からの評価が追いつかない男。修斗のキャリアはわずか8戦、しかし彼が死闘を繰り広げてきた男達の名前を挙げれば、今の彼の評価は妥当とは言い難い。デビュー2戦目で、早くも修斗フェザー級の牽引者である「現・議員シューター・秋本じん」と対戦。確実なテイクダウンと軽量級とは思えない、パワフルなグランドパンチで快勝。3戦目には、早くもクラスAとして下北のメインを張り、ライアン・ディアスとの国際戦を腕ひしぎ十字固めで制した。クラスAとしての試合、出番はメイン、相手は外国人、この初めてづくしの一戦で見事に初の一本勝ちをしたマモルは、すでにフェザー級タイトル戦線から頭ひとつ抜け出した存在になりつつあった。
 そんな、勢いに乗るマモルが次に対戦したのは、現ライト級3位のバレット・ヨシダ。世界トップレベルの寝業師とのアウェイでの闘いは、マモルにはリスクが高すぎた。しかも、リミット契約とはいえ、本来なら一階級上となる相手だ。もちろん観る側の興味は、初の日本人相手に、バレットがどんな技術を披露して勝利を収めるのかだけに注がれた。ところが、マモルは勝利した。前半こそ徹底的に攻め込まれたものの、後半スタミナの落ちたバレットに、大逆転を呼ぶ怒りのグランドパンチ連打でTKOするという完全決着であった。なのに、マモルに対する評価はそれほど上がらない。識者は、バレットの減量によるスタミナ切れを敗因として挙げ、前半に猛攻を重ねていたバレットの姿を支持した。マモルにとって不運なのは、その後に行われたバレットの日本初試合で、本日の対戦相手でもある大石があっさりとチョークで一本負けしたことだろう。あの実力者大石が寝技で何も出来ないで負けた、この事実は大石自身も引退を考えたほど内外問わず、ショックな出来事であった。普通なら、バレットに勝ったマモルは凄い、となるはずだが、やっぱりバレットは強いんだ、となってしまったのだ。しかし、そんなマモルをいち早く評価した人間がいた。(もちろん、師匠の川口を除いて)その人とは、現パレストラ代表中井祐樹である。中井はマモルを「修斗の理想形」と評し、打・投・極の回転を体現できる資質を早くから見抜いていた。それ以降も着実に強さの階段を上って行くマモルは、去年念願の初代フェザー級チャンピオンの座に就いた。それ以降の試合は、2001.3.2に今話題のシュート・ボクセからの刺客「ジルド・リマ」から、目にも止まらぬ腕ひしぎ十字固めで鮮やか一本勝ちを収めている。リング上で喜びを爆発させている彼の姿は、チャンピオンだけが放てる強者のオーラを纏っていた。修斗フェザー級チャンピオン「マモル」は、紛れもなく軽量級の強さの象徴である。
 対するは、修斗フェザー級2位の大石真丈。「いぶし銀」と呼ばれることに待ったをかける割には、派手なことはキャラじゃないと淡々と喜びを爆発させるやっぱり「いぶし銀」である。そのいわれは、決してキャラが先行している訳ではなく、卓越した技術と経験に裏打ちされた冷静な試合運びから来ている。ライト級時代からランカーに名を連ねていた実績から、フェザー級への移行後のランクも4位と好位置。移行後の試合はというと、西沢正樹にパンチ連打のTKO勝ちに初まり、次戦の太田吉信をスリーパーで切って落とし修斗引退へと追い込むなど絶好調である。本人は「減量がキツイ」と漏らすものの、「力の差(パワー)を感じないので、素直に技術が出せる」と確かな手応えを感じている。ランキングも2位に付け、一度は引退を考えた男が、ジム生の期待・同じベテラン勢の期待・ファン、関係者の期待など様々な期待と、確かな勝算を持ってこのチャンピオンシップに望んでいる。
 修斗フェザー級の頂点を極める闘い、すなわち世界のフェザー級をリードする闘いがここに始まった。
 1R。互いに間合いを取り、小さく打撃を交わすと両者一気に組み付いた。マモルが得意な差し合いからのヒザをボディ、顔面へと打ち込んでいく。大石もレスリングに自信があるだけに、マモルのペースには持って行かせない。マモルが打撃を出した隙に、大石が突き放し、両者一旦離れる。と、すぐに大石がマモルのお株を奪う高速タックルを見せる。ばっちりテイクダウンを獲った大石は、コーナー際にマモルを運ぶ。マモルもそうはさせじと、立ち上がろうとする。コーナー際で大石は、立ち腕ひしぎ逆十字狙いのように左足でマモルの左腕を跨ぐ。ここでも、マモルは素早い反応を見せ、腕を外しに掛かるが、大石は左腕を離さず粘り強く三角へ移行する。コーナー際でのミリ単位の攻防に観客は息を飲む。三角が徐々に深く入って行くと、歓声と悲鳴が交錯する。しかし、マモルもタップしない。すると今までヒザをついて耐えていたマモルの体が、バタンと急に横に倒れた。大石の三角がキッチリ極まり、キャッチの宣告。そのまま、マモルの腕を伸ばしに掛かり、見込み一本かと思われる処で、マモルがタップ。わずか、1:44の出来事であった。
 あの誇り高きマモルのタップ。
 あのどんな時にも冷静な大石の歓喜の叫び。そして、涙。
 リング上には、どこからともなく道場生が集まり胴上げが始まった。皆それぞれに涙を浮かべている。これ程までに、多くの人間から祝福される大石の人間力に改めて驚かされた。デビューして今日で調度8年目。他のスポーツに比べれば年齢的にも若くないデビューだった。デビューまで、バリバリのトップアスリートとして生きてきた訳でも無い。周りの同期の多くは引退している。自身も引退を考えた。それでも、あきらめないで、やって来た。「石の上にも3年」というが、大石の場合は8年かかった。それでも、最強のチャンピンからタップを奪った。今日からあなたが日本一です。おめでとう、大石選手。




試合後記
しばしお待ちを・・・。



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